目の疾患

市販のお菓子や揚げ物や加工品に多いのはリノール酸。
オメガ6の多価不飽和脂肪酸は2重結合が多く、これらを加熱あるいは長期保存すると酸化してアルデヒドになる。


この過程で生成する4ヒドロキシノネナール(4-HNE)やマロンジアルデヒド(MDA)などの酸化脂質アルデヒドは細胞膜やミトコンドリアに結合して壊す。特に目においては網膜に酸化アルデヒドがくっつきやすい。網膜は酸素分圧が低く、光による刺激もあるため特に過酸化脂質によるダメージを受けやすい。

N6系の多価不飽和脂肪酸、特にリノール酸は、アラキドン酸経路というものに入り、
プロスタグランジンE やロイコトリエンあるいはTNF-αなどの炎症性サイトカインを誘導する。

このTNF-αが毛細血管内皮細胞や網膜神経細胞のアポトーシス(細胞が自分で死んでしまうこと)の促進や、視神経乳頭の血流低下を引き起こす。

網膜や神経の細胞膜リン脂質は摂取脂肪酸によって編成が変わるが、完全に入れ替わるのに早くて半年、長いと3年程度かかる。
また酸化アルデヒドはタンパク質やDNAに共有結合し、安定な付加体というものを形成してくっついてしまうため、排毒や排出が非常に時間がかかる。
そのため目の機能改善は非常に時間がかかる。

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