糖新生は1週間飲まず食わずとかの飢餓状態の時に低血糖になると作動する回路。
狩猟民族 はこれが得意だが、 日本人 は 糖新生 がとてもヘタ。
獲物が取れないことがある 狩猟民族 は 皮下脂肪 としてエネルギーを溜め込むことができ、糖新生の際は 皮下脂肪 を分解して痩せる。 断食 はこの人たち向けの健康法。
逆に 日本人 はいつでも食べ物に満たされていた。四季があるので季節ごとに豊かな実りがあり、拾うだけで食べ物が手に入ったし、稲作を初めてからは 米 を貯蔵することができた。日本人は食料を体内に備蓄する必要がなかったため、余分なエネルギーを 皮下脂肪 にして蓄えるのが非常にヘタで、 内臓脂肪 になってしまう。
日本人が糖新生を起こすと、皮下脂肪ではなく 筋肉や 内臓 を分解してエネルギー源にしてしまう。
糖新生で出るホルモンは グルカゴン と コルチゾール 。
軽度の場合は 膵臓 の ランゲルハンス島 から グルカゴン だけだが、それでも 血糖値 が低いと 副腎 から コルチゾール が出る。